調査・保全活動
- おおつちのあそびでは、
目の前の自然がどのような状態なのか知るための調査・研究事業と我々が今後も自然からの恵みを受け続けられるための保全事業を行います。
さまざまな環境や生物が複雑に関わり合って生態系を構成しています。
私たちは、これらの生態系から生活の基盤である水や食料、住む場所を得ています。
例えば、旬のある多種多様な美味しい魚や野菜、山菜、里山で育まれる米、天然の魚を餌に育つ養殖魚や、土と太陽からできた穀物を食べる家畜だって、みんな元を辿れば豊かな自然・生態系の恵みです。
これらを未来に生きる子供達にも同じように食べて欲しい、楽しんで欲しい。
そのために我々にできることは、まず目の前の自然をよく識り、必要であれば守ることです。
おおつちのあそびでは、大槌の生産者と協力して、地域の自然の調査・研究・保全を実施し、持続可能な自然と共に生きる大槌の暮らしを目指します。
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三陸の海を耕す
大槌藻場再生活動
本来、コンブ・ワカメ・アラメなどの豊かな海藻類に覆われている三陸の海。海藻はウニやアワビ等のエサとなり、良質な水産資源の基礎となってきました。しかし近年、生え始めた海藻を、大量発生したウニが奪い合うように食べ尽くし岩肌が真っ白になる「磯焼け」と呼ばれる食害が深刻化しています。砂漠のように磯焼けした海に、藻場を再生する。
生態系のバランスを回復する活動に取り組んでいます。藻場は巨大な二酸化炭素の吸収源。地球温暖化対策としても藻場再生は重要な取組みです。
三陸の水産業を守り、藻場再生の手法開発を通じて、地球全体の環境保全への貢献を目指しています。
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野生鳥獣との
共存を目指す有害鳥獣調査活動
山と里が近い大槌、それはすなわち山に棲む野生動物と人との距離が近いということです。古くはクマを獲ることを生業とするマタギ文化があり、豊かな山と共に生きてきました。近年、気候変動の影響や狩猟者の減少により野生鳥獣の生息域が拡大、それと共に、シカやイノシシに夜農作物や林業への食害が日本中で社会課題になっています。
野生鳥獣と共存できる里山環境を考えていく、そのためにまず彼らの数や生息環境を調べています。